経緯
仕事用に、HPのノートパソコン「15s-eq」を4台購入しました。
用途が限られるため、メモリ4GBで低価格である機種を選びました。初めはSモードになっているのでブラウザはMicrosoft Edgeしか使えないのですが、Sモードを解除すればGoogle Chromeもインストールできます。
しかし、Sモードを解除してもChromeが開けない状況になりました。しかも4台とも。具体的には、インストールしたChromeを立ち上げても、すぐにブラウザの画面が閉じてしまいます。下の動画のような状況です。
原因
Microsoftアカウントで、Family Safetyの設定による制限がかかっていました。
最近のPCは初期設定でMicrosoftアカウントの設定をスキップできないので、アカウントを作成していました。その際に、子どもが使うことを意識して制限をかけていたため、Chromeがブロックされていたようです。
解決策
Family Safetyで設定した子どものアカウントでのWebアクセスを緩和します。手順は次の通りです。
- Family Safetyにアクセスし、親のアカウントでサインインします。
- 子どものアカウントを選びます。
- 「コンテンツフィルター」を開きます。
- 「アプリとゲーム」タブを開きます。
- 「ブロックされたアプリ」のリストから、Chromeを探して「削除」を押します。
- 「はい、ブロックを解除します」を押します。
これで、子どものMicrosoftアカウントと紐付けたパソコンで、Chromeが開けるようになりました。
おわりに
タスクマネージャを調べると、Chromeを立ち上げるときにCPU使用率が100%になっている様子が見られたので、メモリ4GBというスペックの問題かもしれないと思ってしまいました。または、Sモードがうまく解除できていないのではと、低価格パソコンの特殊事情だという先入観を持ってしまったために、解決に至るまでに時間がかかってしまいました。
個人設定を保持したままPCを初期化してもChromeが立ち上がらなかったことから、唯一設定したMicrosoftアカウントのせいかもしれないと気付くことができました。
Microsoftアカウントの設定をスキップできないが故に、このようなことも起こりうるのだなと思いました。これ以外の原因については、次のリンク先などが参考になるかもしれません。