概要
国土数値情報などからGISのデータをダウンロードすると、属性(フィールド)名が”N03_001″のようになっており、意味が分かりづらいです。
そこで、編集をしやすくするために、属性に別名を付けてみます。”N03_001″のような物理名は変えず、論理名を追加するイメージです。
このように別名を付けたい
環境
- Windows10
- QGIS 3.10.4
使用するデータ
本記事では、国土数値情報から「行政区域」(長野県)のデータをダウンロードした前提で話を進めます。
手順
1. データを読み込む
ダウンロードしたzipファイルをQGISにドラッグ&ドロップすれば読み込めます。
読み込んだレイヤを右クリックし、「エクスポート」>「地物の保存…」で、わかりやすい名前のGeoPackageファイルにエクスポートしておきます。
(※)QGIS3から、シェープファイルよりGeoPackageが推奨されているという噂を聞いたので。ArcGISでいうジオデータベースみたいなものかな(適当)
レイヤを右クリックして「属性テーブルを開く」を選ぶと、属性名が”N03_001″のような物理名になっていることがわかります。
編集前の属性テーブル
2. 属性に別名を付ける
レイヤをダブルクリックしてプロパティを開きます。
「属性フォーム」から別名を付ける属性を選び、一般情報の別名欄に入力します。
レイヤのプロパティで別名を設定する箇所
適用して属性テーブルを開くと、別名が付けられたことが確認できます。
別名を付けた属性テーブル
別名はわかりやすければ何でもいいですが、国土数値情報のデータの場合はダウンロードページに書かれている属性名を使えばいいと思います。
国土数値情報のページに書かれている属性名(行政区域の例)
おわりに
QGISはあまり使っていませんでしたが、これから慣れていこうと思います。